アモス・ダラゴン〈3〉神々の黄昏 (単行本)
出版社 / 著者からの内容紹介
平和な町のベリオンを、謎のゴブリン<赤帽子>がおそった。さらわれた人々を探すため、北へ向かったアモスとベオルフは、ヴァイキングの末裔たちと出会う。彼らは敵か味方か?<赤帽子>、炎の小人、黄金のfドラゴン<ラグナロフ>…。つぎつぎせまる敵に、知恵と勇気で立ち向かう!最強冒険ファンタジー!!
内容(「BOOK」データベースより)
平和な町ベリオンを、謎のゴブリン“赤帽子”がおそった。さらわれた人々を探すため、北へ向かったアモスとベオルフは、ヴァイキングの末裔たちと出会う。彼らは敵か味方か!?“赤帽子”、炎の小人、黄金のドラゴン“ラグナロク”…。つぎつぎせまる敵に、知恵と勇気で立ち向かう!最強冒険ファンタジー。
モンテ・クリスト伯〈4〉 (文庫)
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今も昔も復讐鬼の物語が人々の心を惹きつけてやまないのは、それが幸福と安寧に背を向けた人間の究極の姿だからであろう。世界の文学史上最も有名な復讐鬼、モンテ・クリスト伯。19世紀フランスの文豪、デュマが創造したこの人物もまた、目的を果たすごとに、底なしの泥沼へと一歩足を踏み入れていく。
本名、エドモン・ダンテス。マルセイユの前途有望な船乗りだった彼は、知人たちの陰謀から無実の罪で捕えられ、14年間の牢獄生活を送る。脱獄を果たし、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗ってパリの社交界に登場し、壮大な復讐劇を開始する…。
文庫本で7冊の大著である。物語に多少「できすぎ」の感もあるが、そんな懸念をすぐに吹き飛ばしてくれるほど波状に富んだ展開で、息をつく暇もなく読み通してしまう。フランス文学の大著といっても、机に向かって姿勢を正して読む、というよりは寝そべりながら読むうちについ夜更かししてしまう、というタイプの作品である。
何と言ってもこの小説の白眉は、伯爵の用意周到かつ執拗な復讐の過程である。着々と目的を遂行していく姿が、心理描写をいっさい排した文体で描かれ、後年のハード・ボイルド文学をも連想させる。
復讐の物語にハッピー・エンドはあり得ない。もしあるとすれば、主人公がどこかで「妥協」を見出す必要があろう。モンテ・クリスト伯が最後にどんな選択をするのかも、読みどころのひとつである。(三木秀則)
女帝エカテリーナ 上 改版 中公文庫 B 17-3 BIBLIO (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
ドイツの小領主の家に生まれたエカテリーナは、ロシアの皇帝に嫁す。うちつづく試練と果てしない闘争。十八世紀ロシアの広大な世界を舞台に、権力と愛欲と啓蒙に生きた彼女の華麗で波瀾万丈の生涯がここに始まった。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
トロワイヤ,アンリ
1911‐。フランスの作家。モスクワ生まれのロシア人で、幼時、革命を避けてパリに移住。処女作『ほの明り』でポピュリスト賞、1938年にはサルトルの『嘔吐』と争い、『蜘蛛』でゴンクール賞を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
脂肪のかたまり (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
30歳のモーパッサン(1850―1893)が彗星のように文壇に躍り出た記念すべき中篇小説.普仏戦争を背景に,人間の愚劣さと醜さに対する憤りを,ユーモアとペーソスをまじえた客観描写で定着させたこの作品は,社会の縮図を見事なまでに描き切った.師フローベールからも絶賛され,その後の作家活動を決定づけた作品.新訳.
内容(「BOOK」データベースより)
30歳のモーパッサンが彗星のように文壇に躍り出た記念すべき短篇小説。普仏戦争を背景に、ブルジョワや貴族や修道女や革命家といった連中と1人の娼婦とを対置し、人間のもつ醜いエゴイズムを痛烈に暴いた。人間社会の縮図を見事に描き切ったこの作品は、師フローベールからも絶賛され、その後の作家活動を決定づけた。新訳。
失われた時を求めて〈4〉第二篇 花咲く乙女たちのかげに〈2〉 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
アルベルチーヌと出会った「私」。
病身の「私」は祖母の付き添いで保養地バルベックに初めて滞在。浜辺に群れるカモメにも似た美少女たちのグループ「花咲く乙女たち」。その一人、アルベルチーヌが、「私」の人生のヒロインに…。
内容(「BOOK」データベースより)
ノルマンディ海岸バルベック、そこにはじめて赴いたときの語り手の幻滅と発見。「ゲルマントの方」の人物、ヴィルパリジ侯爵夫人やサン=ルー、シャルリュス男爵などが登場してくる。また、画家エルスチールのアトリエを訪ねた語り手は、普通に人が考えている現実とはまるで違った独創的な芸術家の表現する真実に惹かれる。そして画家の紹介で、「花咲く乙女たち」と知合いになり、そのなかのアルベルチーヌに心が傾いてゆく(第二篇第二部・続)。
エマニエル夫人 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
パリから夫の待つバンコックへの機内での2人の男との異常なセックス。また、バンコックでの女同士の愛やイタリア人侯爵との性問答で、エマニエルの官能は花開き、昇華していく。発表当時、その強烈な描写と衝撃的な性哲学が世界じゅうの話題をさらった傑作。
八十日間世界一周 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
1872年10月2日午後8時45分,ロンドンの謹厳な資産家にして知識人フィリアス・フォッグ氏は,多くの新聞が一斉にとりあげ狂気の沙汰と評した,80日間世界一周の旅に出た.彼はトランプ仲間と,1秒でも遅れると全財産を失うことになる賭をしたのだ.彼と忠実な従者パスパルトゥーを待ちうける波瀾万丈….
内容(「BOOK」データベースより)
一八七二年一〇月二日午後八時四五分、ロンドンの謹厳な資産家にして知識人フィリアス・フォッグ氏は、多くの新聞が一斉にとりあげ狂気の沙汰と評した、八〇日間世界一周の旅に出た。彼はトランプ仲間と、一秒でも遅れると全財産を失うことになる賭をしたのだ。
火の娘たち (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
夢と狂気と幻想の詩人ネルヴァルが、自死の前年に遺した小説集。ヴァロワの美しい風景と伝説とを背景に、不思議な時間構成をとおして幻想的な愛と悔恨を語る傑作「シルヴィ」「アンジェリック」、イタリアを舞台に描かれた「オクタヴィ」「イシス」などを収めた生前最後の単行本。深い謎の魅惑につつまれた12篇のソネ『幻想詩篇』も収録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ネルヴァル,ジェラール・ド
フランスの後期ロマン派の詩人・小説家・劇作家。本名、ジェラール・ラブリュニー。1808年パリに生まれる。1855年没。作品に『東方紀行』『オーレリア』など。20世紀に入ってプルーストやシュルレアリスムによって再評価され、現在では19世紀フランス文学史の最も重要な作家の一人に数えられる
中村 真一郎
1918‐1997年。作家
入沢 康夫
1931年生まれ。詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
空の青み (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
20世紀最大の思想家の一人であるバタイユが、死とエロスの極点を描いた1935年の小説。ロンドンやパリ、そして動乱のバルセローナを舞台に、謎めく女たちとの異常な愛の交錯を描く傑作。
日々の泡 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
愛を語り、友情を交わし、人生の夢を追う、三組の恋人たち―純情無垢のコランと彼の繊細な恋人のクロエ。愛するシックを魅了し狂わせる思想家の殺害をもくろむ情熱の女アリーズ。料理のアーティストのニコラと彼のキュートな恋人のイジス。人生の不条理への怒りと自由奔放な幻想を結晶させた永遠の青春小説。「20世紀の恋愛小説中もっとも悲痛な小説」と評される最高傑作。