ナジャ (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
「私は誰か?」シュルレアリスム運動の最盛期,1928年に発表されたブルトンの代表作は,自分への問いかけから始まる.実際に出会った人物,おこった出来事,発せられた言葉を,克明に記録するというこの新しい「小説」は発表当初より賛辞にかこまれ,35年後,「著者による全面改訂版」としてふたたび世に送り出された.
内容(「BOOK」データベースより)
パリの町で出会った妖精のような若い女・ナジャ―彼女とともにすごす驚異の日々のドキュメントが、「真の人生」のありかを垣間見せる。「私は誰か?」の問いにはじまる本書は、シュルレアリスムの生んだ最も重要な、最も美しい作品である。1963年の「著者による全面改訂版」にもとづき、綿密な注解を加えた新訳・決定版。
タラ・ダンカン〈3〉魔法の王杖〈下〉 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
マジスターの罠にかかった女帝にかわり、帝国軍を率いて国を守る立場に立たされた14歳のタラ。自分の立場をうらめしく思うタラを、仲間たちが支える。ロバンの恋、ファブリスの思い、そして、カルやモワノーまでも…青春まっただなかの初々しい恋たち。そんな恋心をかかえながら、彼らはマジスターとの激烈な戦いに突入していくのだった!初恋と友情のファンタジー。
内容(「MARC」データベースより)
「タラ、わすれないで! ぼくが君を守りぬくってことを!」 激しい戦いにまきこまれたタラ。ロバンは恋する気持ちを必死で伝えた! フランスで人気のファンタジーシリーズ第3弾。
水曜日のうそ (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
水曜日のうそは、優しさの裏がえし?
毎週水曜日の正午におじいちゃんはやってくる。15歳の孫娘は大好きなおじいちゃんの話し相手になるのだが、話はいつも腰痛と昔の思い出話。おじいちゃんの息子である父が、そんなおじいちゃんを迎えることに嫌気がさしてきたころ、父の仕事の都合で孫娘一家は引っ越しをすることに。新しい転居先へ高齢のおじいちゃんをつれていくことはできないと考えた家族は、毎週水曜日の正午だけ、以前の家にもどることに決めた。引っ越したことを悟られまいと孫娘一家は、おじいちゃんにうそをつく。しかし、うそをついていたのは孫娘一家だけではなかった。お互いがお互いを思って「うそ」をついた、優しさにみちた家族の物語。
2005年 ナント賞受賞、クロノス賞最終候補に輝いた秀作
内容(「BOOK」データベースより)
毎週水曜日の正午におじいちゃんはやってくる。15歳の孫娘は大好きなおじいちゃんの話し相手になるのだが、話はいつも腰痛と昔の思い出話。おじいちゃんの息子である父が、そんなおじいちゃんを迎えることに嫌気がさしてきたころ、父の仕事の都合で孫娘一家は引っ越しをすることに。新しい転居先へ高齢のおじいちゃんをつれていくことはできないと考えた家族は、毎週水曜日の正午だけ、以前の家にもどることに決めた。引っ越したことを悟られまいと孫娘一家は、おじいちゃんにうそをつく。しかし、うそをついていたのは孫娘一家だけではなかった―。お互いがお互いを思って「うそ」をついた、優しさにみちた家族の物語。
ペギー・スー 宇宙の果ての惑星怪物 (単行本)
出版社 / 著者からの内容紹介
待望の第6弾!今度は時空を超えて、宇宙の果てに怪物退治!?
遠い宇宙の果ての惑星に、怪物退治の使者として借り出されたペギーたち。なんとその惑星は巨大怪物の卵。孵化の時を控え、地底から蝕指を伸ばし子供をさらう恐怖の生物を、ペギーたちは退治することができるのか!?
内容(「BOOK」データベースより)
新たな冒険は、真夜中に突然はじまった。遠い宇宙の惑星カンダルタから、時空を超えてきた甲冑の騎士。襲われるかと思いきや…なんとペギーに助けを求めてやってきたのだ。その惑星では次々と子供たちがわらわれて、みんな隠れるように生活しているという。誘拐犯はタコ足をもつ巨大な怪物“大喰らい”―実は惑星そのものが怪物の卵だったのだ!いよいよ孵化の時を迎えて怪物との対決を迫られた惑星の人々。しかしペギーを助けるどころか、冷凍庫の要塞に閉じこもる生意気な子供たちや、怪物とともに惑星支配を狙う大臣が、ペギー退治にいそしむ始末。ようやく怪物が潜む地底へたどり着くと、そこでは意外な真実が明らかに…!?様々な冒険をくぐり抜け、ちょっぴり成長したペギーの活躍満載の第6弾。
怪盗紳士 怪盗ルパン 文庫版第1巻 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
―ニューヨークへ向かうフランスの豪華客船プロバンス号。乗船客はおそるべき知らせにふるえていた。金髪で、右腕に傷、頭文字Rの怪人物、うわさに高いルパンが、この船の一等船客にまぎれこんでいるという。高慢な大金持ちから金品をぬすみ、まずしい人には力をかす、フランスの英雄的大泥棒、怪盗紳士アルセーヌ・ルパンの登場だ。
レ・ミゼラブル〈下〉 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
ひときれのパンを盗んだために,19年間もの監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャンの物語.19世紀前半のフランス社会に生きる人々の群像を描く大パノラマ『レ・ミゼラブル』の少年少女版.
--このテキストは、
単行本
版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
素性をかくして社会的な地位を得たジャン・ヴァルジャンだったが、警部ジャヴェルの疑いの目がつきまとう。慈しんで育てた孤児の少女コゼットは美しく成長して青年マリユスと恋におち、ジャン・ヴァルジャンは複雑な思いで見守る。中学以上。
年を歴た鰐の話 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
昭和17年初版の作品が、昭和二十二年の再版を底本として新たにふりがなを加えて遂に復刊。
内容(「MARC」データベースより)
名コラムニスト山本夏彦の若き日の翻訳を一周忌を前に再刊。表題作のほか、「のこぎり鮫とトンカチざめ」「なめくぢ犬と天文学者」の全3作品を収める。桜井書店から刊行された昭和22年版を底本とする。
モンテ・クリスト伯〈1〉 (文庫)
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今も昔も復讐鬼の物語が人々の心を惹きつけてやまないのは、それが幸福と安寧に背を向けた人間の究極の姿だからであろう。世界の文学史上最も有名な復讐鬼、モンテ・クリスト伯。19世紀フランスの文豪、デュマが創造したこの人物もまた、目的を果たすごとに、底なしの泥沼へと一歩足を踏み入れていく。
本名、エドモン・ダンテス。マルセイユの前途有望な船乗りだった彼は、知人たちの陰謀から無実の罪で捕えられ、14年間の牢獄生活を送る。脱獄を果たし、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗ってパリの社交界に登場し、壮大な復讐劇を開始する…。
文庫本で7冊の大著である。物語に多少「できすぎ」の感もあるが、そんな懸念をすぐに吹き飛ばしてくれるほど波状に富んだ展開で、息をつく暇もなく読み通してしまう。フランス文学の大著といっても、机に向かって姿勢を正して読む、というよりは寝そべりながら読むうちについ夜更かししてしまう、というタイプの作品である。
何と言ってもこの小説の白眉は、伯爵の用意周到かつ執拗な復讐の過程である。着々と目的を遂行していく姿が、心理描写をいっさい排した文体で描かれ、後年のハードボイルド文学をも連想させる。
復讐の物語にハッピーエンドはあり得ない。もしあるとすれば、主人公がどこかで「妥協」を見出す必要があろう。モンテ・クリスト伯が最後にどんな選択をするのかも、読みどころのひとつである。(三木秀則)
出版社/著者からの内容紹介
ぬれぎぬを着せられ、無実の罪で逮捕されたダンテス。流刑島の地下牢に14年間入れられた彼は、脱走後、うらぎり者たちへの復讐を誓う。
--このテキストは、
単行本
版に関連付けられています。
地底旅行 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
ドイツの鉱物学者リーデンブロック教授は,16世紀の錬金術師が謎の文字を書き残した羊皮紙を発見,甥アクセルの協力を得て苦心のすえ解読した.そこにはアイスランドの火山の噴火口から地球の中心に達することができると書かれていた.これが13週間に及ぶ地球内部への旅の始まりになった.ヴェルヌ(1828-1905)の最高傑作.挿絵多数.
モンテ・クリスト伯〈7〉 (文庫)
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今も昔も復讐鬼の物語が人々の心を惹きつけてやまないのは、それが幸福と安寧に背を向けた人間の究極の姿だからであろう。世界の文学史上最も有名な復讐鬼、モンテ・クリスト伯。19世紀フランスの文豪、デュマが創造したこの人物もまた、目的を果たすごとに、底なしの泥沼へと一歩足を踏み入れていく。
本名、エドモン・ダンテス。マルセイユの前途有望な船乗りだった彼は、知人たちの陰謀から無実の罪で捕えられ、14年間の牢獄生活を送る。脱獄を果たし、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗ってパリの社交界に登場し、壮大な復讐劇を開始する…。
文庫本で7冊の大著である。物語に多少「できすぎ」の感もあるが、そんな懸念をすぐに吹き飛ばしてくれるほど波状に富んだ展開で、息をつく暇もなく読み通してしまう。フランス文学の大著といっても、机に向かって姿勢を正して読む、というよりは寝そべりながら読むうちについ夜更かししてしまう、というタイプの作品である。
何と言ってもこの小説の白眉は、伯爵の用意周到かつ執拗な復讐の過程である。着々と目的を遂行していく姿が、心理描写をいっさい排した文体で描かれ、後年のハード・ボイルド文学をも連想させる。
復讐の物語にハッピー・エンドはあり得ない。もしあるとすれば、主人公がどこかで「妥協」を見出す必要があろう。モンテ・クリスト伯が最後にどんな選択をするのかも、読みどころのひとつである。(三木秀則)